はげの症状としてよく見られるのが脱毛症です。しかし実は脱毛症の種類にも色々あります。具体的には、脂漏性脱毛症、壮年性脱毛症、ひこう性脱毛症などです。それぞれの脱毛症について原因と対策を解説していきます。
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ハゲの症状として良く知られているのが、脱毛症でしょう。
丸い形のハゲができる円形脱毛症は、若い人でも発症するケースが多く、男女問わず経験している人が少なくありません。これはある部分の髪がごそっと抜け落ちるためにすぐ分かります。
何が原因となっているのでしょうか? 主にはストレスによって発症すると考えられていますが、免疫疾患やホルモン異常なども関係しているようです。あまり深刻に受け止められない場合もありますが、一度病院で見てもらい、原因をはっきりさせておくことは賢明です。
ストレスが原因で脱毛症になったと考えられるならば、やはりそのストレスをなくすようにしたいものです。ストレスになるような状況・環境になってすぐに髪が抜けるというより、2〜3ヶ月前の出来事が原因になっている場合が多いようです。
また、遺伝的な要素が関係する場合もあります。
家族の中に脱毛症経験者がいると、30%の確率で発症すると言われています。同じほどのストレスを受けても、脱毛症になりやすいタイプがあるということです。
ハゲになる原因のひとつに、「脂漏性脱毛症」があります。
これはその名前から分かるように、頭皮の皮脂の分泌が過剰になり、それが原因で毛穴詰まりや炎症を引き起こす症状のことです。
ホルモンバランスが乱れるとこれが発症し、徐々に髪が薄くなっていくと考えられています。ホルモンのバランスが崩れやすい思春期に起こりうるもので、若い人でも脂漏性脱毛症になる人が多くいます。
じつは日本男性のうち3割近くの人が、この脂漏性脱毛症になると言われています。病気として扱われているわけではなく、正式な病名ではありませんが、広く知られているものなのです。
原因はホルモンバランスが崩れることであるとは言え、皮脂が過剰分泌した時にきちんとケアしないことも影響します。毛穴に皮脂が詰まり、それが雑菌を繁殖させて炎症を起こすという仕組みですから、皮脂が多量に分泌してもきちんと洗い流していれば大丈夫なのです。
炎症を起こして痛みが生じるようになると病院に行くことが賢明ですが、これを防ぐためには自宅でできることがたくさんあります。特に夏の暑い日、思春期で精神が不安定になりやすい時期などに注意して、ケアしていきましょう。
壮年性脱毛症とは一般的には「若ハゲ」とも呼ばれる症状で、病気というわけではありません。早ければ20代前半から始まる、いわば普通のハゲであるとも言えるでしょう。
青年〜壮年期にかけて広く見られる症状ですから、このように呼ばれています。特徴としては、前頭部から徐々にハゲが広がっていくタイプや、頭頂部から少しずつ薄くなっていくタイプなどがあります。
「若ハゲ」の原因は、遺伝的な性質が関係していることがあります。
しかしハゲになる遺伝というよりも、男性ホルモンが活発に働く体質を受け継いでいるということです。主な原因は、この男性ホルモンなのです。
人によって時期は違いますが、男性ホルモンが「DHT」という形態になると、発毛を抑える効果を発揮してしまいます。髪を作り出す部分である毛母細胞にこのDHTが働くようになると、徐々に発毛の力が弱まっていきます。そして少しずつ、古い髪が抜け落ちても新しい髪が生えてこないようになり、ハゲになるというわけです。
ハゲの症状のひとつとして、「ひこう性脱毛症」も考えられます。
これはいわゆるフケが毛穴に詰まって炎症を引き起こし、髪が抜けてしまうという状態です。
フケが多い体質の人はいますが、そういう人が必ずなるわけではありません。しかし、毛穴に詰まるほどケアを怠ると発症することもありますから、注意すると良いでしょう。
そしてこの症状の人は、頭皮に何らかの異常が起こっている可能性もありますから、その点も注意する必要があります。大量のフケが出るということは、頭皮が少しずつ崩れているということです。
通常の新陳代謝の一環として古い皮膚が崩れ落ちるということはありますが、それが異常に多いと気をつけたほうがいいでしょう。フケが多いことは、日ごろのシャンプーや洗髪が上手にできていないということかもしれませんが、もしかしたら別の原因があるかもしれないのです。
もし、きちんと毎日シャンプーを行なって、頭皮のマッサージも欠かさず行なっているのにフケが多いということならば、一度病院で診察してもらうことが賢明でしょう。
基本的には心配し過ぎることではありませんが、女性が分娩後に脱毛するというケースも少なくありません。これは簡単に言いますと、分娩に伴ってホルモンバランスが崩れているためです。
妊娠に伴って女性の身体には様々な変化が起きることは言うまでもありません。特に女性ホルモンは多く分泌され、身体的にも変化が起きます。それは出産後も同じで、授乳のためなど自然な理由から、女性ホルモンが多くなるのです。
そうするとヘアサイクルにも変化が起き、一時的に髪が抜け落ちてしまうということもあります。産後数ヶ月でホルモンバランスは再び安定するようになり、通常はその頃までには脱毛は収まります。
過度のストレスや心配事など、他の原因が特に考えられないならば、気にし過ぎる事はありません。しかし育児に伴ってストレスを経験したり、精神が不安定になったりすることがあると、分娩後の脱毛が収まらないまま、別の種類の脱毛症になるかもしれません。そのため、身体や精神の健康には十分の注意を払いましょう。