発毛サイクルを考えよう

このページでは、発毛について考えます。発毛の仕組み、発毛サイクル(成長期、退行期、休止期)を考える事によって発毛対策に関する正しい理解が可能となります。

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発毛の仕組み

通常は気づかないうちに生えて伸びていく髪の毛ですが、発毛の仕組みはどのようになっているのでしょうか?


髪も人体の一部で、栄養を摂取して伸びていきます。まず髪の根元部分にある毛球の中の、毛乳頭という部分が必要な成分を吸収します。


頭にも張り巡らされている毛細血管から、必要な栄養素をくみ上げていくわけです。そして髪の元になる毛母細胞へと、その栄養素を運びます。
この毛母細胞は、その名の通り髪を生み出す役割を果たす部分です。


この細胞が細胞分裂を繰り返すことで髪が成長し、頭皮に向かって伸びていくことになります こうして髪が伸びていくにつれ、ケラチンと呼ばれるたんぱく質の一種も吸収していきます。


頭皮から上に押し上げられた毛母細胞が、一般に髪の毛と呼ばれる部分になります。表面に出てくると細胞自体は死んでしまいますが、そのまま髪の毛として残っていくのです。活発に細胞として動き成長しているのは、髪の根元部分だけということになります。

発毛サイクル

髪が伸びるということは、髪の根元にある毛母細胞が成長しているということになります。髪の毛として目に見えている部分は死んだ細胞の集まりで、根元部分だけが細胞分裂によって伸びていくということです。


では、この成長速度はどのくらいでしょうか? どの程度のサイクルで新しい髪になるのでしょうか? 髪が一日に伸びる長さは、個人差がありますが大体0.3〜0.4mmほどです。


十日で3〜4mm伸びますから、一ヶ月で1cmほどということになります。
髪の伸びる周期は「毛周期」とか「ヘアサイクル」と呼ばれます。
これは厳密に言うと、発毛してから成長し、脱毛するまでの期間です。
一度伸びた髪はそのまま伸び続けるわけではなく、数年経ったら抜けることになります。


髪にも寿命があるということです。
髪が成長する期間は、男性でおよそ3〜5年、女性だと4〜6年ほどになります。ただ、丁寧にケアすることで抜け毛を極力減らし、驚くほどの長さにまで髪を伸ばす人たちもいます。


髪の長さでギネス記録を目指す人たちは非常に丁寧にケアすることで、数十年も伸ばし続けるようです。

髪の成長期

髪の毛一本が発毛してから脱毛するまでは、通常なら数年です。
その中でも、髪が成長している期間は男性で3〜5年、女性は4〜6年と言われています。

この、活発に細胞が成長して髪が伸びる期間を、髪の「成長期」と呼びます。成長期の初めは、以前の古い髪が抜ける少し前から始まります。
髪が脱毛して毛根が離れてそうに弱まっていくと、その根幹にあった毛母細胞が活発に動き始めるのです。


古い髪が残っていてもこの毛母細胞が動き始めると、古い髪の毛は抜けやすくなります。そして子供の歯(乳歯)が永久歯を押しのけることがあるように、新しい髪が古い髪を押しのけて抜けさせるのです。


そして古い毛が脱毛すると、新しい髪が本格的な成長を始めます。
栄養分をどんどん吸収し、新しい太い髪を生えさせるのです。
この成長期は5年前後続き、髪は活発に成長していきます。


人の髪は平均して一日に100本以上抜けますが、それは通常、新しい髪が成長を始めている証なのです。基本的には抜け毛は誰にでもあることで、心配する必要はありません。

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髪の退行期

髪が成長を始めると、それは数年続くことになります。
性別差や個人差があるものの、4〜7年ほどは、同じ髪が伸びていると考えてよいでしょう。そしてこの期間が終わると、髪は「退行期」と呼ばれる期間に突入します。


この退行期とは、髪の成長が徐々に弱まっていく期間のことです。
髪の成長が完全に止まった状態は「休止期」と呼ばれますが、その前触れということです。

髪はいきなり成長が止まるわけではなく、徐々に伸びる速度が弱まっていきます。これが大体2週間から3週間ほどです。


この退行期は、髪が抜け落ちて次の髪が生えてくるまでの準備期間のような役割があります。髪が抜け落ちるのは、基本的には休止期間に入ってからですが、この退行期にも抜けやすくなります。髪に対して荒っぽい扱いをすると簡単に抜けてしまうことでしょう。


フサフサの髪を保ちたい人は、この退行期に入っている髪を無闇に抜いてしまわないようケアすることも重要です。次の髪が生えるまでに毛根も準備していますから、それをサポートするのです。

髪の休止期

髪が発毛して成長するのが、大体4〜7年くらいです。
これは成長期と呼ばれて、活発に毛母細胞が成長し、髪が伸びていきます。そして徐々にその成長スピードが弱まっていく、退行期に突入します。


そして少しずつ成長が弱くなって完全に止まると、髪は休止期に入ったということになります。髪の成長が完全に止まって、しかし抜けてはいない状態、これが「休止期」です。


退行期に入って徐々に成長しなくなった髪は、毛球が萎縮して小さくなります。この時、非常に髪は抜けやすくなります。髪の根元につっかえていた毛球が小さくなるからです。この休止期は大体3ヶ月前後続きます。


その間に、髪は次の髪を作り出すための準備を行ない、毛母細胞が動き始めます。基本的には古い髪が抜けてから新しい髪が発毛するのではなく、抜ける前に作られ始めます。


そして新しい髪が成長して古い髪を押しのけることで脱毛するのです。
無理にくしを当てて髪を抜けさせてしまうより、このサイクルに沿って自然に脱毛することが理想であると言えるでしょう。